それぞれの壁材に適した工法による下地処理が必要です
下地補修と言っても様々な補修方法、工法があります。
モルタル塗装下地の場合はひびが入ることが殆どです。ひびの幅によって工法を変えなければなりません。
ひび割れにサンダーなどで溝を作りコーキングを充填する工法をUカットシーリングと言います。これは基本的に鉄筋コンクリート造りの壁に対しての工法になります。ひび割れに対して直接コーキングを充填しても意味がありません。なぜなら細かいひびにコーキングが入り込まないためです。これではゴム状になるコーキングの特徴を生かせないからです。
RC壁のクラック処理 Uカットシーリング工法
モルタル下地の下地補修①
一般住宅では一般的にモルタルの厚みがないためUカットシーリング工法を行わず、セメント系のカチオンフィラーをひび割れに沿って擦り込む工法が効果的かもしれません。
モルタル塗装下地にコーキングを充填すると、仕上げ後にコーキング跡がくっきりと残るといったデメリットもありますので美観を保つのにはあまりお勧めはしません。
※写真はひび割れに対してカチオンフィラーで擦り込みを行った状態です。
モルタル下地の下地補修②
粉塵の出ない工法で既存のひび割れに専用下塗材を塗布し、専用フィルムを貼り熱風で圧着させます。フィルムに上に専用フィラーを塗布した上に、それぞれの仕上げ材にて塗装します。
※音量にご注意ください